2017年7月
「とりあえず高めの普通科高校」という選択は、危ない
神奈川の高校受験についてきびしいことを書いているため
よくも悪くも、いろいろとご意見をいただくのですが
現実はなかなか簡単ではないことを知っていただきたいのです。
偏差値60くらいの公立高校なら、普通についていけば、現役で国立やMARCHには合格できると思っていました!
のようなことは、断じてないですから。
まわりの生徒が遊ぶ中、相当がっつり勉強してやっと!というのが現実です。
23区の大学は、今後、生徒数の制限がきびしくなりますから
今後、一般入試の門戸は狭くなることは確実です。
そうなると、推薦の門戸を開いておかないと
たとえTOP校の生徒であっても、浪人しても「・・・・・」のようなことは、十分考えられます。
高校よりも先の作戦を考えておかねばなりません。
下手に高い高校へいくと、「成績がとりにくくなる」ので、推薦の可能性が少なくなっていきます。
偏差値60くらいの高校 → 専門学校
偏差値40くらいの高校 → 東京都市大、東海大(工)、神奈川大
のようなことは、神奈川だと頻繁にありますし、塾でもあります。
高1から在籍し、ついてこれる生徒は、理系でも東京都市大、神奈川大あたりはなんとかなります。
その子の特性を見極めないと、のぞむような進路は難しいと思われます。
「高校生活を楽しくすごせば、それでいい!」という人生の選択肢もありだとは思いますが。
面談でも、このような話は良く出てきます。
大学へいかなくても良いですが、高校が普通科だと大卒にかわるスキルって何かありますか?
という話になるので、
安易に「とりあえず高めの普通科高校」という選択は、危ないといえます。
高校1年で、・・・・・・・の作業が出来ないと、 この先の見通しは、かなりきびしくなります。
公立学校の成績は、ミスのない隙の無さがどうしてもいります。
しかし数学はゆるめ。
そのため高校受験では、TOP校へ数学が弱い生徒でも、普通に入れます。
高校1年で、二次関数の平方完成の作業が出来ないと、
この先の見通しは、かなりきびしくなります。
もしその状態で意地でも理系!というならば
はやめに相談に来てください。
ただしTOP校の生徒であっても、残り時間と志の問題で、はっきりと引導をわたすこともあります。
下手に難関大学へいくと、授業が???となり、退学ではもったいないですから。