2018年4月
すぐに「わからない」 考えもせず「習ってない!」、よくある一言が出る原因
教室は、かなり合格率は高いのですが、
大学一般受験だけは「からくり」も多く、なかなか難しいです。
同じ生徒が合格をもっていくパターンになりがち。
東京23区の大規模私大は、昨年から「かなりの難関」になったとみて良いと思います。
地元の国立の方が楽かもしれませんよ。
地元の国立だと、地元の公立TOP校が有利なのは否定できませんが。
塾をやっている以上、そんないい話ばかりでもない。
受験に失敗して、1晩中泣かれた経験もあります。
宿題が多いと感じたらしく、授業中に怒鳴り込まれたこともあります。このときは論破しましたが。
こうした経験があるから、「この子のBESTとは?」を常に考え、今にいたる。
昨今の入試問題は、自立させる指導はかなり有効である。
3年前までは、大手の集団授業で暗記作戦でも通用したが、最近はそれでは中堅校がやっとではないだろうか?
はじめからセンスのある生徒以外は、結果は出ないと思う。
自立させる指導は、はっきりいってしまえば「手出しはしない指導」
見た目に何もしないのですが、その子の気持ちになり「次の一策をどうするか」をじっと考える。
自分で階段を駆け上がっていけるようにするのです。
自立指導は、はっきりいて「教えない」
教えたがりの指導はダメなんです。
教室で結果が出ない場合は、失礼ながら保護者が足を引っ張っていることが多い。
たぶん自宅でも教えすぎで、まあ学校も教えすぎな環境なので、
なかなか自分で考えるような時間を持たせてくれないうちに、教えられる習慣が身に付き
すぐに「わからない」
考えもせず「習ってない!」
の一言が、
日本の公教育を受けた子供からは出やすくなるのだと思います。
「わかりやすい」って、生徒によっては毒薬なんですよ。
「自分で出来るようにしてあげる指導」はわかりやすいのでなく、自分で乗り越えられるようにしてあげるのです。
これが誰でも出来そうですが、中学受験や大学受験レベルになると、明確な答えがなく、けっこう難しいのです。
とりあえず偏差値の高い高校へいれて、・・・・・・は、もうやめた方が良いと思いますよ
公立中学校のテスト結果は、成績内申点に関わり高校受験で大きく影響するのは否定できない事実。
私立高校は成績で決まる。
当然、結果を出さなければいけないのだが、成績は学校の先生が独断で決めることで、
どうしても他人の介入があるので、思うようにいかないことが多いのも確か。
まあしかし
テスト結果を出すには「過去問を覚えればよい!」と思い込んでいる生徒が、かなりいるのではなかろうか?
たしかに学校の先生は多忙なので、同じような出題が多くなる。
そこを大手塾につかれ、「〇〇先生の過去問5年分わたします!」のようなことをされると生徒は喜ぶ。
そうして「過去問大好きな生徒」が大量に量産されていく。
あれを覚えて、パターン通りに答えを出せば成績が良くなってしまうのですが
どう考えても「ロボットのような人間をつくっている」としか思えない。
公立中 → 高校受験 の生徒が、いくらセンスが良くても大学受験に成功しにくいのは、よくわかるのです。
あれだけ答えを追い求めるようになったら、国立大学の問題は難しく思えるでしょうから。
国立大学の問題は難しくないです。どちらかいえば私大の方が難しい。
これがわかるのは公立TOP校の、しかも上位の生徒だけというのが、神奈川県公立コースのつらいところ。
公立中堅校だと、国立大学へ合格する生徒は、ほぼ皆無です。
かといって、もう国立大がいいわけでもない。
高校生活は楽しいと思いますが、
いい大学 → いい会社 → 安定
のコースが、
人口減少が加速度的に進む日本社会では、もう保証されません。
とりあえず偏差値の高い高校へいれて、大学入試に備えるという考えは、もうやめた方が良いと思いますよ。
子供が生きていくであろう30年先を考えれば!です。
今年度、中学受験と高校受験は、全員第一志望合格
授業はたいへんなものと、
生徒が自立して手出しをしなくても良いところと、2通り。
とくに入ったばかりの生徒は、「自分で上達する」とは、程遠い状態なので、非常にたいへんである。
入って1ヶ月、
気が緩む生徒も出るので、第一引き締めの乱として、たたかいがあります。
中学受験、どこかでガツンとやらないと成功しないというのは、あながち間違いではありません。
あれを小学生がやるのは楽ではないですから。
今年度、
中学受験と高校受験は、全員第一志望合格です。
どれもチャレンジなので、保護者様はハラハラものだったと思いますが
みな受験直前、落ち着いていましたから、
ミッション通りこなしてくれれば、ほぼ大丈夫だとは思っていましたが。
受験直前、落ち着いて勝負出来るようにするには
もう入試問題で練習です。