平均ではダメなんです。
「平均より上だから大丈夫!」
生徒がよく言う一言です。
いまの普通の公立小学校
とある生徒は、「教室はピロティと一緒だ!」と言います。
「ピロティ?なんで?」
と聞くと
「教室の中、ずっとうるさいから」
授業中に歩きまわるのは、もはや普通のことなので、気にならないなんて話も。
その中で「平均より上なら安心だ!」の一言は、あまりに危険ですね。
何も知らない小学生は仕方ないかも知れませんが
何も知らない小学生だからこそ、伝えてあげないといけないこともあると思うのです。
生活が便利になるにつれ、
人個々の力は落ちていきますから、その中で「平均より上なら大丈夫」という考えであるから、だんだん富裕層と貧困層が二極化しているように思えるのです。
レベルの低い環境であっても「平均で大丈夫」と思ってしまう生徒は、日本の教育のおかげでかなり多いですから
抜け出すには「一番以外は話にならない!」ことを理解しないといけません。
公教育は従順な従業員を量産するシステムですから、右肩上がりの時代は大きな会社のお世話になっていれば良かったですが、これから(20年後くらい)はそうはいきません。
やるなら一番を狙わないとダメです。
たとえば
ラーメン屋なんて、地域一番を目指さないと、勝てる経営はできないですよね。
「公務員や会社員になればいいじゃないか!」
子どもがそんなこと言いますけど、20年持続出来るでしょうか?
人口減少は加速度的に進みます。
一問毎に答えを聞く(答えに自信がないから)生徒や
すぐヒントを求める(やり方に自信がないから)生徒に対しては、
やがてくる未来が悲劇にならないよう、その行動が命取りになることを伝えます。
教室は「自立を支援すること」を校是としております。
すぐヒントを聞いてくるような生徒であっても、じっっっっっと待ちますよ。
すごく時間がかかっても考える時間にはなっていますし、0が1になれば自分自身でやっていくきっかけになるのですから。
自信をもつためには、何でもいいから「一番」になれるものをもつことです。
自信がないから、平均にすがる。
それではダメなんです。
平均より上を「よし」とする、日本の教育の危ないところです。
これからを考えると「とくに」ですね。
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