高校受験、私立へいく生徒が増えそうです。
高校受験をする生徒は、そろそろ成績内申点が確定する時期です。
今年から私立学校学費支援制度が手厚くなりましたから(年収590万円以下で適用)
かなりの人数が私立高校へ流れていくことが予想できます。
感覚として今年はかなり多いようにも感じます。
東京都と同じように定員割れする公立高校も出てくるのではないでしょうか?
神奈川だと私立高校は成績で決まりますから
実質、入試は終わりです。
受験勉強しなくてよいわけです。
「やったー!」という心の叫びが聞こえますけど
高校の学習内容は中学校の比ではありません。
現実を知らないので仕方ないこともありますけどね。
教室は中高一貫生も多くいる環境で、毎年、大学受験まで面倒を見ていますので
大学受験で苦戦するのは、どうしたことからか、よくわかります。
合格を決めた生徒も、職業系の高校へいくならば別ですけど
普通科で、少しでも「大学へいきたいな」と思っていたら
高校の内容を先にやっておいた方がいいです。
中高一貫の生徒は、1年先の内容をやっていますから、
遅れてわからなくなったら、夢見ていたような志望大学への合格は、もう現役ではきびしいでしょう。
数学、物理、化学、世界史、日本史、地理は
現役では、もうかないませんから、それを「英語」で取り返すのが、
高校受験をした高校生が、勝てる作戦です。
あとは推薦。
こちらは周囲が勉強しないのでチャンス大ありです。
周囲に流されやすい生徒はつらい結果になることが多いですが。
数学も、中学校の内容とは比べ物にならないくらい難しいです。
英語も、高校受験は「単語数1200」で勝負出来ますが、大学受験は「単語数5000語」。
これの意味するところは、中学3年分を高校では1年でやらないといけないということです。
私立高校合格を決めて何もしないと、GW 明け頃から授業が居眠りの時間になっていきます。
何もわからない話を50分、長いと100分も聞かされるのですから。
ならばアルバイトの時間の方が、よほど社会勉強になりますので、そちらで自分の適性を探す方が建設的だなと思ったりするのです。
「塾経営者が何を書いているんだ!」と言われても、現実に高校受験を経た生徒は、そんな感じです。
今までの学習が変わろうとしていますから、それをお知らせしないわけにはいかないのです。
間違えた終点にいってしまう生徒が、まだかなり多いですから、少しでも建設的な未来の時間を築けるようにします。
みんなで一緒の環境でずっと来た人たちが、みんなで一緒に間違えたところへいかないためにも。
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